息をかぞえて

禅・こころとからだ

坐禅

星空

禅にかぎらず何でもそうだと思うのですが、始めた頃の動機とはまた別のテーマが、続けていくうちに出てくると思います。国民的マンガとなった『ドラゴンボール』も、最初は世界にちらばる球を集める「冒険マンガ」でしたが、いつしか魔族や宇宙人から地球を…

「毒親」のその先。

なぜすわるか? 僕の場合、そもそものきっかけは親との関係だったように思います。表面上は「何不自由ない家庭」だったけど、コミュニケーションがなかった。親は家庭や子供を管理することばかり考えていて、檻に閉じ込められているようだった。感情を自由に…

なだらかな息、ぶつからない心。

ずっと晴れ続きでしたが、うす曇りの空。ぐっと冷え、ここ国分寺では粉雪もぱらつきました。一年さいごの日、冬めいてきた感があります。 今年は学び多き年でした。特に塩澤賢一先生のヨーガから多くのことを学びました。ここ数年マイペースで続けていた坐禅…

相手にせず、邪魔にせず。

坐禅中やってくる雑念に対して、「相手にせず、邪魔にせず」ということが言われます。青木先生が何年も口ぐせのように言っているので、僕の中でも当たり前のこととして定着してきました。 日によって雑念の多い時少ない時、気になる時気にならない時があるの…

とある坐禅会

ひさしぶりに見ず知らずの坐禅会に行ってみました。寺や禅堂ではなく、外国人のカトリック神父さんが主宰されている会です。 カトリックの「空気」ってあるのだなあと思いました。場の空気ね。やわらかいヴェールで包まれているような。ただ静かなだけではな…

Imagine no possessions?

m.youtube.com ジョン・レノン「イマジン」に"Imagine no possessions"という一節があります。「所有できるものはないのだと思いなさい」といったところでしょうか。歌の原案者といわれるオノ・ヨーコ風にいうなら。ヨーコさんの著書を見ると、幼いころに仏…

「無門関提唱」山本玄峰

Amazonで古本を入手しました。箱無しということで相場の半額くらい。本そのものは書き込みも汚れもなく美品です。いい買い物をしました。箱を読むわけじゃないですからね。 「無門関」とは公案集で、「提唱」とは公案についての解説みたいなものです。本書は…

タンポポのようにすわる

塩澤賢一先生に教わっているヨーガの影響大、なのですが、さいきん反跏趺坐や安楽坐(スカアーサナ)を組んですわっていると、植物のような身体感覚が出てくるようになりました。 背骨が伸びると茎が空に伸びていく感じ。両脚と坐骨が落ち着くと葉っぱが広がっ…

山本玄峰老師その2

玄峰老師が住職をつとめていた三島の龍澤寺は、江戸時代にかの白隠禅師が再興した寺で、老師は「白隠の再来」とも言われていたようです。 仏教誌の「大法輪」だったと思いますが、図書館でみつけたバックナンバーに良い記事がありました。「白隠による示衆(…

山本玄峰老師

前回の続きです。うなぎの桜家さんに飾られていた山本玄峰老師(1866-1961)のもうひとつの書「母」。年を重ねるほどアリガタ久奈る? 希ガスとかの変換ミスではありません( ´Д`) 昔の人は当て字をよく使ったとか。「年をかさねるほど、ありがたくなる」ですね…

頭ではわかってるんですけど?

いけないことだと頭ではわかってるんだけどやめられない、受け入れられないことってありますよね。飲むと変わるのに飲んでしまうとか。既婚者どうし好きになっちゃったとか。 僕のばあいブログに書けるのだと、最近は夜のポテトチップスとカップラーメンがや…

姿勢が良くなっていく

ずっと姿勢が悪いんです。小学校の健康診断では「脊柱側彎症(せきちゅうそくわんしょう)」を疑われました。その後、精密検査や治療を行なった記憶はないのでそのまま成長したと思われますが、いまウィキで調べてみたら「これ俺じゃん(゚Д゚)」みたいなレントゲ…

おれの禅を邪魔するのは誰だ?

じっくり落ち着いてすわれる時と、そわそわ落ち着かない時があります。今朝はそわそわしてました。すわるやいなや「あの原稿プリントしなきゃ」とか「ガス料金払わなきゃ」とか、後でいくらでもできることを頭が催促してきます。督促状が重なるようで、いて…

ニンニクヤサイマシマシで。

坐禅を組んだ後はなんらかの気づきがあります。しょうもない気づきも多いのですが、今日は二郎のラーメンがこんもりと浮かんできました。ニンニクヤサイマシマシで。「ああ坐禅と二郎って似てるなあ」と。 (´・_・`) ドンブリ部分が首から下の本体。マシマシの…

やさしさにチューニングする

つまらないことで腹が立ちます。どうでもいいことでクヨクヨする。たぶんどれも、ものごとがうまくいってる時はスルーできてる出来事です。 すわると少しらくになりますね。出来事との(心理的な)距離がすこし空く。直撃を受けなくなるし、考えを(近視眼的に)…

思いを逝かせてあげる

ジョージ秋山の「弘法大師空海」のセリフで「生きたまま成仏するのが人だ。人間だぞ」というのがあって、なんか心に残ってます。 「成仏(じょうぶつ)」というと迷信のようだけど、死んで極楽に往生することを望むのではなく、思い残すことなく生きて死ぬこと…

脚と腰を取り戻す

組むと痛いし。正座は正座でしびれるし。すわる時、この両脚がとかくわずらわしく感じられました。ふだんもそうだな。ぶつけて痛い時とか、かゆくてかく時くらいしか、脚のことは意識しなかったかも。 「下半身」という呼びかたも、ちょっと下に見てますよね…

すわるまえの、ヨガ

股関節がカタくて。昔のガンプラなみの可動域で。両脚を組む結跏趺坐(けっかふざ)はおろか、片っぽだけの半跏趺坐(はんかふざ)もきつかったので、7〜8年ずっと、お尻に座布をはさんで正座してました。 まずそれが許される環境でラッキーでしたね。体験でまわ…

片手の拍手でズンズズン

只管打坐、数息観と話をしてきました。今回は公案(こうあん)です。 公案は一般には「禅問答」として知られていると思います。「無字」だとか、有名どころだと「片手の拍手を聞かせてみよ」とか。「一休さん」の「このはし、わたるべからず」。うーん、あれは…

一度にふたつはかぞえられない

1から10までくりかえし息をかぞえる、数息観の話。 数字には1→ 2→ 3という連続性があって、1ずつ増えていく。そこでは1+1=2、2+1=3といった「足し算」を連続的にしている。ここで足し算という「思考」をやめると「1たす1は、1と1」になる。2、3といった…

1たす1は、1と1。

数息観でもうひとつ。 このブログのタイトルでもありますが、数息観では「息をかぞえて」いきます。1から10までくりかえし、くりかえし。気が散るのを「次は2、その次は3」と数をかぞえることで、注意をとどめることができます。1→ 2→ 3→ といった「数の連続…

呼吸はいつでもマイペース

もうむかつくくらいにね。マイペースなんです。呼吸の話、数息観の話をします。吸って吐いてる息にあわせて、ひとーつ、ふたーつと1から10までくりかえし数える方法が「数息観(すそくかん)」。数をかぞえるだけなのでシンプルだし、宗教くささもうすいので、…

只管打坐ができるようになった その3

坐禅のブログをはじめてから「テキトーなことも書けないな」と、前よりまじめにすわるようになりました。いままた師匠のシスター青木から公案をいただいているので、公案に参じてもいるのですが、「公案に参じる準備」として数息観からやり直すことにしまし…

只管打坐ができるようになった その2

只管打坐の話をするのでしたね。「ただすわる」、その前提として「考えや感情をはっきりと自覚できる」ことが必要で、そのために「数息観」や「随息観」から始める、というところまで説明しました。 僕の場合でいえば本当はその後、当時の老師から「無字」に…

只管打坐ができるようになった

坐禅を始めて7〜8年になりますが、ようやく最近、只管打坐(しかんたざ)ができるようになりました。ただすわる、というやつです。 一番最初に教わったのは、1から10まで呼吸にあわせて息をかぞえていく「数息観(すそくかん)」。次に、数のカウントをやめ、息…

恋した時に痛むのは?

あの子への想いがズキズキと痛みます。よく笑うあの子。いたずらな目のあの子。誰にもやさしいあの子。はあ。 恋です。 ズキズキと痛んでるのはどこか? そもさんせっぱ、「痛みのありか」はどこじゃ? 胸! うん、胸骨からみぞおちにかけてズキズキしてる。…

坐禅でこころは強くなるのか? その2

前回同じテーマで書いたのですが、よくみたら「手塚治虫のブッダはすごい」という話になっていたので、あらためて書きます。さて、こころは強くなるのか? 「こころがいま何を感じてるのか?」 それは前よりわかるようになります。あと「頭からどんな考えが…

坐禅でこころは強くなるのか?

「こころを強くしたい」と思って始めた坐禅。毎日すわるようになって6〜7年になりますが、はたして心は強くなったのか? そもそも坐禅で心は強くなるのか? いくつか回った禅寺や禅堂の指導者も、何冊か読んだ禅の入門書も、「坐禅をすると心が強くなります…

雑念をおしのけるもの

毎朝の坐禅は15分を1〜2回。タイマーがわりに15分で燃えきる小さな香を焚いているのですが、今日はひさびさに1時間のロングスティック香を。 ………。 ……………。 長い! なまじっか時間があるので、うっかり何度も気がぬけます。来週の予定ばかり考えてます。 15…

となりにすわる人

きのうは定例の坐禅会の日。今回はど忘れすることなく、無事参加できました。SNSで会のことを知った、僕の武術仲間の男性をつれていくこともあって。 たまに男性客の訪問もあるのですが、会の参加者はほとんどみんな、いつも女性。先生もシスターですので、…