息をかぞえて

禅・こころとからだ

2019-01-01から1年間の記事一覧

サンガくらぶ番外編 塩澤賢一3連続ヨーガ講座「呼吸をしずめ、心をしずめる」(全3回をふりかえって)

今年の10月から月イチでやってきた3連続講座も、おかげさまで無事終了しました。この3連続講座の内容をもとに、塩澤賢一先生のヨーガの本をつくります。2020年7月、(株)サンガより刊行予定です。よろしくお願いします。 さて、12月12日(木)におこなわれた…

サンガくらぶ番外編 塩澤賢一3連続ヨーガ講座「呼吸をしずめ、心をしずめる」(第2回のおさらい)

さる11月7日(木)におこなわれた、3連続ヨーガ講座の第2回。テーマは「プラーナヤーマ」でした。左右の鼻呼吸を、ある一定の規則でおこなう、ヨーガ特有の呼吸法ですね。「プラーナ」はサンスクリットで「生命エネルギー」。「アーヤーマ」は「制御、制止…

サンガくらぶ番外編 塩澤賢一3連続ヨーガ講座(第1回のおさらい)

サンガくらぶ番外編 塩澤賢一3連続ヨーガ講座「呼吸をしずめ、心をしずめる」の第1回が、さる10月10日(木)におこなわれました。私もアシスタント的な役割で参加させていただきました。 3時間の講座ということで、はじまる前は長丁場を予想していたのです…

(告知)塩澤賢一ヨーガ講座@擇木道場10/10〜

このたび(株)サンガ主催で、塩澤賢一先生のヨーガ講座(全3回)をおこなうことになりました。 1回約3時間(休憩あり)、実技中心、最後に瞑想の時間を設けます。 https://samgha.co.jp/samgha-club 瞑想のためのヨーガというか、「よりらくに、気持ちよく、す…

すべてを失っても、なくならないもの

ブログの更新頻度はめっきり落ちましたが、坐禅とヨーガ瞑想は順調につづいています。 以前は接心や合宿で数日すわりつづけて訪れていた心身の状態が、朝の20〜30分で訪れています(そこからが本番で、まだまだですけど)。 聖心会の青木義子先生、アーディヨ…

自分のルーツ

つい最近のことですが、自分の父がたの家系について知る機会がありました。 うちは引っ越しが多かった核家族で、祖父は父がたも母がたも僕がうまれるずっと前に亡くなっていたので、おじいちゃんってどんなものかよくわからなかったし、それより上の世代のこ…

塩澤賢一インタビュー(サンガジャパンvol32)

5/1(水)発行の仏教専門誌「サンガジャパンvol32(特集・身体と瞑想)」にて、ヨーガ行者の塩澤賢一先生のインタビューが掲載されています。取材と構成を担当させていただきました。20000字のロングインタビューで、読みごたえのあるものになっています。タイト…

「見える」が映っているところ

前回からの続きで、なかなか理解してもらえない感覚かもしれないんですけど、さいきん「見える」ってすごいことだなあと思うようになってきています。 「聞こえる」「さわれる」「味わえる」「においがする」も。 「寒い」とか「熱い」と感じられることも。 …

我々はどこで「見ている」のか?

「こころの声を聴く時」にもつながる疑問なんですけど、記憶を思い出している時、そのイメージの映像って、我々はどこで見てるんでしょうね? 「記憶やイメージが思い浮かぶ時、それはどこに映っているのか?」でもいいんですけど。 こころの中? 頭の中? …

レット・イット・ビー

「こころの声」って言うけれど、そもそもどこで聴いてるんでしょう? 耳ではないですよね。実際に音がしてるわけではないのだから。聴こえているのはその人だけで。常識的にかんがえると、脳のどこかで聴いている? 「聴覚野」とか呼ばれるところが、何かの…

「こころの声」は「本心」か?

「こころの声」とは何か? 別の言い方で一番近いのは「本心」なのかな?と思います。こころの声を聴く、イコール、自分の本心を知る。 何かモヤモヤしてすっきりしない。そういう時はたいてい、目を背けている出来事があったりします。つねにスッキリ!生き…

「こころの声」はどこまで信用できるか?

(前回からのつづき) 「迷ったら、心の声にしたがう」「正しいかどうかではなく、楽しいかどうか、好きか嫌いかで判断する」 どちらもここ数年、僕の行動の指針みたいになっていて、また世間的にもずいぶんと(それともごく一部? どうなんだろう?)広まってき…

ロバート・ライト『なぜ今、仏教なのか?』

年末年始、時間ができたので、ある人にすすめられた『なぜ今、仏教なのか?』(ロバート・ライト/早川書房)という本を読みました。著者はアメリカの著名なサイエンスライターで、進化心理学に精通し、マインドフルネス瞑想も実践している方のようです。瞑想…