息をかぞえて

禅・こころとからだ

ヴィパッサナー瞑想の合宿

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千葉の茂原で行われているヴィパッサナー瞑想(日本ヴィパッサナー協会)の合宿に行ってました。2/7夜から2/18の朝まで正味10日間。これまで多くの方々がさまざまなところで体験記を書いているので、瞑想センターの様子やコースのあらましなどは今さら書く必要もないかと思います。

 

瞑想は即効的な効果が出るものでもないと思うし(早く効くものは効きめが消えるのも早い)、ヴィパッサナー瞑想について少し調べておきたいこともあるので、総括的な話も今すぐは無理かなあ。

 

とはいえ昨日ね、塩澤健一先生のヨーガに行ってみたら体がスッキリと動いたので、それはビックリしましたね。ガチガチだった股関節や脇腹が、過去最高の可動域と伸展性をみせてくれました。背骨もしっかり立ってくれた。自由度の高い体でやるヨーガって、とても楽しいんですね。

 

 

合宿では1日合計12時間、×10日の瞑想時間が与えられていたので、それはたっぷりとすわれました。ふだん家で朝晩15分とか25分すわるのとは全然違いました。禅やヨーガで培ってきてること、今の自分の力や見識で確かめられることは、ひととおり確かめることができたと思います。

 

やはりまとまった時間と集中、それを可能にする「外圧」って大事。片手間でひとりだと、どうしても甘く、適当になります。現状維持で精いっぱいというか。。。

 

コース終了前後に参加者の数人と意気投合し、深いところで話ができたこともよかったです。僕が歩めない人生を歩んでいる人たち。自分ひとりの目で見られることって限られている。時間としては半日に満たないほどでしたが、刺激的で新鮮な、新たな視点から世界を見聞することができました。

 

あと星空ね。山あいの、ビルもネオンもない空だから、星の数がすごいんです。申しわけ程度にオリオンが見える、東京の夜とはおおちがい。冬の星座、全部あったんじゃんって思いました。なくなるはずもないんですけどね。でもずっと見えずに暮らしていると、「なくなったんじゃないか?」って錯覚してしまう。あるはずのものを見失ってしまう。

 

星ってよくみると、近くに見える大きな光はチカチカとついたり消えたりしてるんですね。光と闇が、チカチカと息をしている。

 

できることなら、首を上げてずっと見ていたいと思いました。