息をかぞえて

禅・こころとからだ

呼吸の容量が増える

ヨーガの成果だと思うのですが、最近みぞおちが開きました。

 

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今までグシャッと潰れてたのが、グググッと内側からのびてくる感じ。数年前、武術の稽古をしていた時も似た経験はあったのですが、今回は範囲が大幅に広がりました。前回がテニスボール大なら、今回はマスクメロンくらいの大きさ( ´ ▽ ` )ノ

 

みぞおちに伸びが出てくると、背筋もスッと伸びるんですね。くの字だったのがまっすぐに。呼吸の容量が増え、歩くのも息をするのも楽になりました。猫背の人、姿勢の悪い人も、背骨や背中の筋肉というより「腹」の力が弱いのかもしれない。

 

呼吸の容量がふえると、坐禅もスムーズに行なえる気がします。たっぷり息があると呼吸も乱れにくくなるし、自然と「静かで細い息」になる。禅定に入るまでの時間が短くて済むようになる。15分程度の短い坐禅でも「きっちり坐った感」が出てくる。荒い(粗い)息を整え、それにともない心の揺れもしずまってくるというのが、坐禅の最初のプロセスなので。

 

 

何かひとつに原因は特定できませんが、みぞおちが開き、呼吸の容量が増えたのは、ヨーガでやっている「ウディアナバンダ」の効果が大と思われます。

 

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前かがみで腕をつっかえ棒に上体を固定、アゴを鎖骨につけ「のどに栓をする」形で、息をみぞおちまで吸い上げます。しばらく止めて、ふわっとリリース。何度か繰り返します。

 

僕の場合は、やってるうちに胴体に「ボトル感」みたいな感覚が出てきました。気体が出入りするボトル。解剖学的に見れば胃や太陽神経叢、呼吸をつかさどる横隔膜や胸郭、肺のエリアとなるのでしょうが、体感としては空間性のある「ボトル」です。

 

ヨーガ的には、みぞおち、太陽神経叢のエリアは、エネルギーが集中する「チャクラ」のひとつと言われています(マニプラチャクラ)。シンボルは光り輝くヒマワリで、視える人には色つきでみえるのだとか。いいなー、面白そう。

 

みぞおちが開いた感覚、空間性、熱感みたいなものは、そのあたりに感じるんですけどね。色つきでは見えないなあ (´・ω・`)