息をかぞえて

禅・こころとからだ

姿勢が良くなっていく

ずっと姿勢が悪いんです。小学校の健康診断では「脊柱側彎症(せきちゅうそくわんしょう)」を疑われました。その後、精密検査や治療を行なった記憶はないのでそのまま成長したと思われますが、いまウィキで調べてみたら「これ俺じゃん(゚Д゚)」みたいなレントゲン写真が出てきて鬱。

 

やっぱそうだったのね(T ^ T)

 

背骨がねじれて、ゆがんでるんですね。性格にも反映してるかも。健全な心は健全な体に宿るとか言うじゃないですか。

 

なんで今さら蒸し返すのかというと、脚を組んですわるようにしてから、目につくようになってきたんですよね。正確に言うとヨーガの教室で、鏡に映る姿を見るようになってから。

 

組んだ脚腰を床につけようとするでしょ? 横方向にがっつり固定することで、縦方向の背骨のゆがみがごまかせなくなるというか、ハッキリ出てくる。もう平行四辺形かってくらい、肩が、頭が、右に傾いてるんです。

 

でね、本題はここからで、ヨーガの坐法でジーッとすわってると、だんだん体がまっすぐになっていくんです*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

背骨とか肩甲骨とか肋骨のまわりのいろんな筋肉が、勝手に動きだす。のびたり、ねじれが戻ったり。

股関節や膝まわりもジワジワゆるんでいきます。脚腰と床とのすき間がピタッとついていく。吸盤みたいになっていく。

 

3分とか5分くらいかな? 体のそこここの、ひととおりの違和感がなくなる頃には、ほぼまっすぐになってます。坐の形が平行四辺形から、かなり三角に近づいてる。背骨が垂直な感じ。まわりの方々とくらべてみると、まだまだですけどね。だけど、ずいぶんマシになってきてます。

 

もとの姿に戻っていってるのかな? 側彎症になる前の状態に。坐を解いてやり直すと、また右に傾いてるんですけどね。坐法の中で、まっすぐになっていく。

 

人の体って不思議ですね。脚腰を組んで固定する、いわば「型にはめる」ことで形態や構造を変えていく。思ってる以上に流動的なのかもしれない。姿勢にしてもたぶん最初から固定した形があるのではなく、環境にすごく影響されている。こちらは悪い例と思われますが、いわゆるデスクワークも体を「型にはめて」ますよね。1日7〜8時間、同じ姿勢でカリカリと。何年、何十年と。肩がこったり、腰が痛くなったり。。。

  

最近の坐禅は、呼吸もさることながら、体をこね直してる感があります。粘土をこねては、ろくろを回していくような。自分の体を材料にした陶芸? 生きてくための「器」を作り直している。お茶飲む時も、ちゃんとした器でいただくとホッとするじゃないですか?